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イントロダクション
Pythonは、人気の高いプログラミング言語の一つで、データ分析や機械学習、ウェブ開発など、様々な分野で活用できます。
これまでの超入門編では、Windowsターミナルからコマンドプロンプトを利用して単純なPythonコードを実行しつつ学んできました。
しかし、Pythonを本格的に駆使し、より長いコードを書き、プログラムを作成するためには、テキストエディタを選ぶ必要があります。
テキストエディタとは、コードを書くためのソフトウェアです。テキストエディタには、様々な種類がありますが、どれがPython初学者に適しているのでしょうか?
この記事では、Python初学者が使うテキストエディタとして候補をいくつか紹介します。それぞれのテキストエディタの特徴やメリット、デメリットを比較してみましょう。
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Visual Studio Code(VSCode)
Visual Studio CodeはMicrosoft社が開発したテキストエディタで、Pythonにおすすめな拡張機能が多数あります。使いやすさやカスタマイズ性に優れています。
2015年に登場してから、その圧倒的な機能性とGitHubなどとのコラボレーション機能からグングン人気とシェアを伸ばし、個人の開発環境では圧倒的な地位を確立しつつあります。
用途にもよりますが、現在使用しているPCのグラフィックボードがTesla K80 or Tesla T4以上の性能であるならば、一番オススメのエディタです。
特徴・メリット・デメリットは以下の通りです。
- 特徴
- 軽量で高速
- 様々なプログラミング言語に対応
- ハイライト表示・入力候補表示で、コードが読みやすく書きやすい
- 豊富な拡張機能
- 色やテーマをカスタマイズして自分好みのエディタに
- メリット
- Python拡張機能をインストールするだけで、Pythonの実行やデバッグが可能
- Pythonのライブラリやフレームワークに対応した拡張機能が豊富
- 複数言語に対応できる
- デメリット
- 拡張機能を追加しすぎると、重くなったり、競合したりする可能性があります。
- 拡張機能の設定や使い方が複雑なものもある
Google Colaboratory(Google Colabo)
Google Colaboratory(Google Colab)は、テキストエディタというべきではないかもしれませんが、Pythonを初めて学ぶ人にとって強力なツールです。
GoogleColabは、Googleアカウントを持っていれば、ページにアクセスするだけでPythonのコードをブラウザ上で書き、実行できます。
初学者が使うには必要十分な機能を有しています。
メリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
- ブラウザ上で動作。Pythonや関連ライブラリのインストール不要
- 無料でGPUを利用できる (Tesla K80 or Tesla T4)
- Googleドライブと同期。ノートブックの共有や同時作業が可能
デメリット:
- Google Colabの連続使用は12時間
- セッション切れから90分でインスタンスが落とされてしまう
- Google Colab特有の記法や作法
Atom
最近(2022年)まで、Atomはユーザーを多く抱えるテキストエディタとして有名でしたが、2022年6月8日、GitHubは「Atom」の開発を終了すると発表しました。
その原因は、MicrosoftがGitHubを買収したことによります。Microsoftは、既に強力なテキストエディタであるVSCodeを所有しています。
惜しまれつつも消滅したAtomですが、その開発者たちが新たなテキストエディタ(ZedやPulsar)を開発していると注目を集めています。興味のある方は調べてみるといいでしょう。
Sublime Text
Sublime Textは、Googleに所属していたJon Skinner(ジョンスキナー)さんが開発したコードエディタで、2007年に登場しました。
多くのサイトで使用を推奨されるテキストエディタで、高速で美しいインターフェースを持ちます。有料ですが、無期限の試用版があります。
メリット、デメリットについては以下の通りです。
メリット
- 非常に軽量なソフトウェア
- 機能拡張性に優れており、初期機能が少なく、拡張機能を追加していくスタイル
- 無駄のない快適な開発環境
デメリット
- Sublime Textには完璧に日本語化してくれるプラグインは今のところありません。
Notepad++
Notepad++は、プログラミング以外にも、ちょっと走り書きや覚書をする際、メモ帳かNotepadかといった具合に選ばれることが多いテキストエディタです。
インストールも手軽で、Windowsのメモ帳ではプログラミング機能が物足りないといった方に適しています。
Pythonの学習においても便利なエディタです。
特徴、メリット、デメリットは以下の通りです。
特徴:
- 軽量で動作も軽快
- タブインターフェースを採用。複数ファイルを同時に編集・確認可能
- プラグインでカスタマイズ・拡張可能
メリット:
- 基本的なテキストエディタの機能とシンタックスハイライトやコード折りたたみ、多言語対応といった機能
- 使いやすく軽量
デメリット:
- Windows専用であり、MacやLinuxユーザーには利用出来ない
- 機能不足となる場合も。
VIM(玄人向けエディタ)
VIMは、「テキストエディタ」の一つです。
しかし、一般的なテキストエディタ(VSCodeなど)とは大きく異なる特徴を持っています。それは、VSCodeがGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)なのに対し、VIMは「CUI(キャラクターユーザーインターフェース)CLI(コマンドラインインターフェース)」だということです。
これらのテキストエディタは、現場のエンジニアが、サーバー上のコードを手直しするなど、手間を省いて直接コード修正をする際に役立ちます。
画像の通り見た目がそっけなく、初学者がPythonを学習するのに適しているとは言い難いものがありますが、コードを学んでいれば、いつかVIMを使う機会が巡ってくるでしょう。
特徴・メリット・デメリットは以下の通りです。
特徴:
- 非常に軽量であり、起動が速い
- キーボードのみによる高速・効率的な操作
メリット:
- サーバー内でも操作することができます。
- コマンドを駆使した高速なコード編集
デメリット:
- VIMの見た目はそっけなく、操作は一見すると複雑で、学習コストが高く感じるかもしれません
まとめ
Pythonを学び始めるとき、テキストエディタの選択は一つの大きなステップです。その中でも、上記の通り、VS CodeとGoogle Colaboratoryは特におすすめのツールです。
これらのツールはそれぞれ異なる利点を持っていますが、どれもPython学習において強力なパートナーとなり得ます。
あなたの学習スタイルや目的に合わせて選んでみてください。そして何よりも、楽しみながらコーディングを身につけましょう。
注目!!
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